社長メッセージ

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ご挨拶

毎々格別のお引立てを賜り厚く御礼申し上げます。

弊社は2007年（平成19年）7月に鹿児島の船会社の子会社として船主業を生業とし設立。2017年（平成29年）11月、国内輸送の内航部門を切り離す形で分社独立致しました。
以来、お客様のご愛顧を賜り、海上輸送、陸上輸送の総合物流業を目指し事業拡大に取り組んで参りました。

お陰様で独立以来、新造船の建造、船員の自社雇用等、順調な発展を続けることができました。これもひとえに皆様のご愛顧とご支援の賜物と心から感謝致します。

2025年現在、当社は社船4隻、管理船2隻、合計6隻の船を運航しており、船員数は50人近くとの規模となってきます。

「船道研鑽」の経営理念の下、お客様に「優昭海運の船を使ってよかった」と言っていただけるよう、私たちの頑張りが日本国民一人一人の笑顔へ繋がっていく、その強い想いをもって従業員一同研鑽に励んで参ります。

今後とも益々のご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

仕事に対する想い

モーダルシフトが叫ばれる中、海上輸送の需要は今後確実に拡大していきます。

お客様より預かった貨物を安全にお届けする。それは物流を担う者にとっての大前提です。その大前提が崩れ事故が起きる時、事故は必ず人が起します。

原因は多々ありますが、往々にして事故を起す船はチームワークがバラバラである事が多いと思います。狭い空間で寝食を共にする船員同士の仲が悪いと船は途端におかしくなってしまいます。助け合いの心が無ければ、必ず誰かに負担がかかり、肉体的、精神的に疲れ、ミスを犯してしまいます。

そういった事故に繋がらないよう、船員さんの働きやすい環境を整えることが、我々船主にとっての使命だと思っております。
もちろん営利企業である以上、出来る事出来ない事はありますが、船の環境を整えることは、結果としてお客様の為になると確信をもって取り組んでおります。

また、一口に貨物と言っても、そこにはメーカー、商社、施工業者、消費者、そしてデリバリーを担当する船会社、荷役会社、トラック会社と様々な人の手と想いを経由します。
そういった方々の「心」を運ぶ。それが無事に終わった時、お客様から頂く「ありがとう」の言葉に何とも言えない小さな幸せを感じます。この仕事に携わって本当に良かったと思える瞬間です。

船員に対する想い

業界を取り巻く環境は船員の人手不足と高齢化から船員確保に大きな問題を抱えております。特に国内海運の内航は海外を航行する外航と違い、外国人船員を雇用できない為、海運が足元から崩れる深刻な危機的状況にあると感じております。

やはり原因となっているのは職種の特殊性による認知度の低さ。
かくいう私もこの業界に入るまでは、船の仕事は大変なんだろうな？程度の認識でしかありませんでした。一般の方は船員という職種を一度出港すれば数ヶ月船に乗りっぱなしの過酷な労働環境にあると思われている方が多数いらっしゃるようです。
しかし、船員さんは法規上も船員法という特殊な法律で手厚く保護されており、家の近くに寄港した際は家に帰ったり、仕事の合間に飲みに行ったりと、世間一般の方が思う以上に陸上に上がれています。

残念ながら内航海運の船員という仕事はマイナーです。かといって「マイナーだから仕方ない」で片付けてはダメなのです。小さいながらも業界に携わる以上、何かしら貢献できることは無いのか？ＳＮＳ全盛の時代、当ホームページのようなサイトから普段の船員さんの仕事を発信する事により、一人でも海運業に興味を持って頂けたなら幸いです。